国政は選択と集中だ。葛藤の経済政策に対する接近方式だ。非難される覚悟で底力を見せなければならない。朴大統領式の表現では「難しくても定見」がなければならない。

経済指令塔の言葉はメッセージだ。タイミングがあり、先制的でなければならない。そのような言葉は政策の掌握と調整力を高める。玄副首相の言葉は後手に回っている。大統領の関心表明の後に出てくる。強弱が抜けた単調な語調だ。市場反応はよくない。

朴大統領は官僚を信頼する。公務員の長所は安定と経験だ。そのような印象は１９７０年代のファーストレディ時代に形成された。玄オ錫の抜てきはそのような記憶の強烈な作動だ。「第２の漢江の奇跡」目標も公職社会に任せた。

朴正煕（パク・ジョンヒ）時代の公務員は産業化を実現した。グリーンベルト、雪岳山山林保存も公務員の功労だ。彼らは休日、登山路で山火事の監視をした。当時、公職社会の信賞必罰は活発だった。無事安逸は懲戒し、称賛のインセンティブも具体的だった。

いま公務員は変わった。愛国心と責任感は相対的に落ちる。信賞必罰は遅く、不十分だ。その半面、公務員の身分保証は強まった。官僚的体質は強化された。

官僚の全盛期だ。公企業空間は官僚の天下りが相当部分を埋めた。政界の天下りは押し出された。経済民主化、甲乙関係の関連法があふれる。そのような法の内容は監視と規制だ。その業務は一線公務員が引き受ける。公務員は実益ある“スーパー甲”になる。

朴大統領の外治成果は華麗だ。朴大統領の民心支持率は高い。外治は内治の影響を受ける。互いに影響を及ぼす。内治は経済だ。玄オ錫経済チームのリーダーシップ性向とスタイルは国政を傷つける。

朴大統領は信任を簡単にはやめない。こうした信任管理と人事方式は古い。「経済チームが頑張っている」（１０日の大統領と報道機関論説室長の懇談会）という激励発言がそれだ。経済チームは姿勢を改める必要がある。敏感なことであるほど攻勢的に解決しなければならない。

創造は破格と実験だ。創造経済は挑戦と想像力で成就する。民間部門が慣れている分野だ。その成功の要件は規制の廃止だ。規制は官僚の権力だ。玄副首相は規制権力を捨てるのに率先する必要がある。それは大統領の公職社会信頼に対する答弁だ。経済リーダーシップの成功条件だ。

パク・ポギュン論説委員


【コラム】朴槿恵の経済副首相＝韓国（１）