南北(韓国・北朝鮮)は19日、開城(ケソン)で続開された4日目の南北次官級会談で、6月中の閣僚級会談開催を皮切りに南北対話を全面再稼働することで一致した。また、閣僚級会談の日程を確定し共同報道文に盛り込むことや、経済協力推進委員会・将官級会談などの再開でも、意見の歩み寄りを見た。
6月15日の南北共同宣言5周年・平壌(ピョンヤン)共同行事に、韓国代表団が出席することにも合意した。韓国側首席代表を務める統一部・李鳳朝(イ・ボンジョ)次官は「韓国が代表団を派遣するのだから、(構成は)韓国が決めればいいだろう」とし「北朝鮮は、韓国側が提案した構想に、異義を示さなかった」と話した。これは、代表団長として統一部・鄭東泳(チョン・ドンヨン)長官が出席する、という韓国側の案に北朝鮮が同意した、との意味に受けとめられる。