【コラム】仲間と競争させる教育はもう終わらせる時=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.05 16:30
未来学者のレイ・カーツワイル氏は「30年後、すべての面で人間を超越した人工知能ロボットが開発される特異点に到達するだろう」と見通した。非常に攻撃的な予測だが、最近アルファ碁の恐ろしい発展速度から見る限り、記憶力、情報処理および計算能力、運動能力など機能面で人間がとうてい競争できない人工知能ロボット、ロボサピエンスが登場して人間のホモ・サピエンスとあらゆるところで共存するものと見られる。「知恵」を持ってホモ・サピエンスと呼ばれていた人間がその能力を越えるロボットの登場を控え、自身のアイデンティティに対して根本的な疑問符を投げなければならない時点だ。
3万年前に出現したホモ・サピエンスが今日の生活を享受することができたのはここ250年間のことだ。3次にかけた産業革命のおかげだ。そして、もう一つの革命期に入った。物理-サイバー-バイオの境界を超越して人工知能、モノのインターネット、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、ナノ、バイオ技術が融合・複合的に調和される科学技術の破壊的革新であり、第4次産業革命と呼ばれる桁外れの大変化だ。