【時論】たばこの箱に警告表示を掲載する理由=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.21 17:09
今年12月23日からすべてのたばこの箱の前・裏面に肺がんを手術する写真など10種類の警告表示が義務化される。たばこ企業や喫煙擁護団体は、警告表示が喫煙者やたばこ販売者の基本権を侵害すると騒いでいる。禁煙に役立たない政策だという指摘もする。
なぜたばこに、こんなおぞましい写真をつけて商品の危険性を知らせるのだろうか。
最初に、たばこは「普通」の物ではない非常に「特殊な」物であるためだ。たばこには69種以上の発ガン性物質があり製造者の意図どおりに使えば使用者の半分の命を奪い取るとても恐ろしい物だ。このような危険をよく分かっていない青少年時期に魅力的なたばこの箱にひかれて喫煙を始めることになり、すぐにニコチン依存性に陥って病気になったり死ぬ時まで数十年間も喫煙を続けたりすることになる。