厳寒大荒れの海で漁船が沈没、1人死亡3人救助10人不明=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.27 10:32
海洋警察の救助と捜索も容易ではなかった。普段海洋警察の警備艦でカンジョルゴッから事故海域まで30~40分で到着するが、この日は天気が悪く1時間程度かかった。海上警察関係者は、「一寸前も識別できない闇の中で波も強く、救助と捜索作業は困難だった」と伝えた。事故海域には24日からこの日まで風浪注意報が発令中だ。15トン未満の船舶の出港は禁止されるがコンア号は139トンなので制限を受けなかった。
事故の知らせが伝えられると行方不明者の家族らの家は涙の海になった。シン船長の妻は、「夫がきのう『行ってくる』という言葉を残して行った。まだ携帯電話信号が届くのになぜ電話を取らないのか」と嗚咽した。船員パク・チュンホ氏の姉は、「両親を失って私が育てた弟なのに胸が裂ける。すぐに救助船を送って弟を助けてほしい」と話し涙を止めることができなかった。釜山(プサン)西区にあるコンア水産は全社員が非常招集され事故対策を議論中だ。事故現場には海軍と海洋警察の艦艇とボート10隻、漁業指導船と漁船17隻、航空機5機が捜索を行っている。
厳寒大荒れの海で漁船が沈没、1人死亡3人救助10人不明=韓国(1)