セヌリ党金最高委員「改憲論は朴大統領に塩漬け」金代表の面前で突出発言(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.24 16:02
金最高委員の予期せぬ発言に会議の雰囲気が急変した。出席者全員が金最高委員を引きとめた。しかし金最高委員は「議員の辞職も考慮している。今日は別れのあいさつをしに出てきた」として意を曲げなかった。金代表はこの日夕方、ソウル汝矣島(ヨイド)のある飲食店で金最高委員に再び会って辞任撤回をすすめたが金最高委員は不動の姿勢だった。この席で金最高委員は、経済活性化法案が処理できず改憲議論について朴大統領の同意を得られない状況を嘆いたという。
金最高委員はこの日の夜、フェイスブックに掲載した文で「改憲と経済活性化法案の通過は与党の避けられない切迫した課題なのに、不幸にも青瓦台と党が対立するものとして映っている」として「まず定期国会で経済活性化法案を通過させてから国民的な信頼を基に改憲議論に着手することに私の小さな犠牲と努力を付加しようと思う」と書いていた。
これに関連して党内では金最高委員が表面的には金代表を突き上げたが、実際のところは青瓦台の「改憲議論自制方針」に不満を示したものではないかという分析が出てきた。金最高委員は党内の代表的な改憲論者だ。全党大会の時も5年大統領単任制に象徴される「87年憲法体制」の終息を強く主張した。最高委員職を投げ打っても定期国会後に改憲議論を始めるという意志は相変わらずということだ。