【時論】韓日、朝鮮通信使の精神を生かせ(1)

【時論】韓日、朝鮮通信使の精神を生かせ(1)

2013年08月08日09時06分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  最近の韓日関係は悪化の一路だ。日本の安倍政権は正常国家化というスローガンを掲げて平和憲法を直し正式に軍隊を保有して海外に派兵できる集団的自衛権を行使するという意図を見せている。太平洋戦争中に性的奴隷として骨身にしみる苦痛と人権抹殺的な傷を体と心に負った従軍慰安婦に対しても日本帝国主義による強制性を否定しあたかも自発的に戦場に出てきたように歴史を歪曲している。

  日本の歴史教科書問題、独島(ドクト、日本名・竹島)に対する領有権主張、閣僚の靖国神社参拝は、少なくとも被害を受けた韓国国民の目から見ると退行的民族主義と歴史歪曲の延長線上にあるものだ。いま韓日間には経済と交易はあっても歴史と文化は失踪状態だ。

  21世紀に北東アジアは中国の強力な浮上と米国の再均衡政策で大きな変化の渦に置かれている。韓日間の軍事情報交流協定は失敗に終わり、自由貿易協定は停滞状態だ。北朝鮮の相次ぐ核実験とミサイル発射などで韓半島の平和と安定は深刻に脅威を受けている。

  このような状況でジェームズ三木という日本の作家が書いた『つばめ』という小説が改めて思い起こされる。何年か前にミュージカルになり韓国でも公演されている。壬辰倭乱・丁酉災乱(文禄慶長の役)直後である1607年に朝鮮宣祖(ソンジョ)が新たに政権を取った日本の徳川幕府に親善使節団を派遣したのが背景だ。朝鮮は刷還(捕虜の返還)を名分に使節を送り、日本に侵略戦争の反省と善隣を圧迫する知恵を発揮した。徳川幕府は正統性を誇示するために儒教思想の先進文物を備えた朝鮮使節団を受け入れる政治的必要があった。朝鮮は平和を望み日本は安定を望んだ。小説『つばめ』はこのような背景から始まる。

【時論】韓日、朝鮮通信使の精神を生かせ(2)
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