慰安婦被害女性の吉元玉さん(キル・ウォンオク)、李容洙さん(イ・ヨンス)、李玉善さん(イ・オクソン)に扮した3人の劇団水曜日の団員がそれぞれ舞台に登場した。
「私は13歳のときに慰安所に連れていかれ、誰もいないところに独り閉じ込められ、あらゆる苦難を味わってきた。1人になってはいけない。おばあさんたちが、生きてきたこの道、植民地支配の下から独立しようとした歴史が、みんなにつながっていて、未来につながっているんだよ」吉元玉さん役を演じた団員の台詞だ。被害女性はヨンスとセナに自分が体験してきたことを説明し「力を合わせ互いに理解し合いともに歩いていこう」と強調した。
2、3幕では今年3月に宝塚市で日本の地方議会初の「慰安婦問題解決を要求する意見書」が採択される場面が上演された。「日本の謝罪を聞いてから死にたい」という慰安婦被害女性の痛切な願いが込められている。