【中央時評】米中貿易戦争と「ハクナマタタ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.22 10:36
南シナ海で米国イージス艦が中国船舶に囲まれ身動きできなくなり、乗組員が抑留される事件が起きる。米国政府は中国に強く警告するが、大統領選挙を控えた状況で国論は分裂する――。英週刊誌エコノミストが7月4日号で2020年10月に起きると仮想したシナリオだ。米中通商対立が悪化の一途をたどり、両国の武力衝突が起きかねないとの見通しが多く出ている。米中の覇権争いで南シナ海、台湾、韓半島(朝鮮半島)で局地戦が起きかねないということだ。
米中が極端に対立し軍事衝突まで進む最悪のシナリオは互いに避ける可能性が大きい。しかし、貿易・技術紛争は簡単に終わりそうにない。米国は権威主義体制である中国が軍事力と技術力で世界を支配する覇権国になることを望まない。習近平国家主席が「偉大な中華民族の復興」で米国を刺激した。中国政府が「中国製造2025」で先端技術産業を育成すると警戒心はさらに高まった。