【社説】低原油価とウォン安、これ以上得はない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.15 09:19
国際原油価格が再び大幅に下落している。13日(現地時間)、北海産ブレンド油の価格が12年ぶりの最低となる1バレル=30.31ドルで締め切られた。韓国が主に持ちこむドバイの原油は3カ月で45ドルラインから26ドルラインに落ちた。1バレル=16ドルか10ドルまでも墜落しかねないという展望さえ出てくる。韓国ウォンも昨日1ドル=1213.4ウォンまでウォン安が進んだ。5年6カ月ぶりの安値だ。昨年6%下がったドル対比ウォンの価値は今年に入ってからだけで3%以上も下落している。
実際、原油価格の下落とウォン安の進行はある程度予想されたことだ。2014年に米国が金利の引き上げを公式化しながら、ウォンを含む新興国通貨は劣勢を帯びてきた。これは供給過剰状態である原油価格をさらに落とす要因として作用した。だが年初の下落幅は予想外に急だった。中国証券市場の急落と人民元安という変数が追加されたためだ。