核ミサイル32発搭載のB-52…北朝鮮、韓国戦争当時の爆撃がトラウマ(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.25 11:06
一度に30トンの爆弾を搭載できるB-52はこれまで数回にわたり性能もアップグレードされた。AGM-129とAGM-86など核弾頭装着が可能なミサイル32発と水素爆弾4発を1機に搭載できる。B-52自体が核兵器であるわけだ。B-52が出撃する場合、護衛のようにステルス戦闘機のF-22ラプターやF-15戦闘機もともに動く。このためB-52は単純に爆撃機1機だけでは見られない威力を持っている。グアムの アンダーソン基地に配置されているB-52は昨年2月に全羅北道(チョンラブクド)で爆撃訓練を行ない、2013年のキーリゾルブ演習、フォールイーグル演習当時も3回以上韓半島に出撃した。このたびに北朝鮮は極度に鋭敏に反応した。昨年2月に米軍が西海(ソヘ、黄海)でB-52作戦を展開する北朝鮮は「核打撃演習をした」として反発した。また、離散家族再会行事に合意した北朝鮮がB-52出撃を理由に南北合意を取り消すと脅したりもした。
B-52のほかF-22ステルス戦闘機、2013年に米国から韓半島までノンストップで飛行して爆撃訓練を行ない戻っていったB-2ステルス戦略爆撃機、原子力潜水艦なども検討対象だ。過去F-22ステルス戦闘機を訓練のため韓半島に持ってきた時には金正日(キム・ジョンイル)総書記がしばらく足取りをくらませたこともある。軍当局者は「ステルス機能を備えた戦闘機はいつどのように攻撃してくるかわからず北朝鮮が恐れている」と説明した。