四面楚歌の韓国造船業界構造…その解決策は何か(3)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.07 13:13
――造船景気の展望はどうか。
「造船景気は10年近く険しい海峡をすぎてきた。発注は減っているのに後発の中国の進入でチキンゲームの様相だ。造船景気は昨年の最悪を越えて今年から底を打って上がると期待している。もちろん充分ではない。昨年の世界の受注物量が約1300万CGT(標準貨物船換算トン数)、今年は1500万~2000万CGTと予想される。韓国の大型3社の生産能力は1400万CGT程度だが、韓国が世界物量の30%を持ってくると仮定しても生産施設の半分も回せない。しかし、生産施設を半分に構造調整したら今後好況期にどうするのか。5年後にはグローバル発注量が2000万~3000万CGT程度になるだろうと多くの専門家が見通している。その時韓国は少なくとも1000万CGTは持ってこなければならない」