多剤耐性菌による死亡 2年前に国内でも発生
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.07 08:35
日本で9人の命を奪った多剤耐性菌(アシネトバクター・バウマニ菌、MRAB)が国内でも一部発見され、死亡者もいることが明らかになった。
6日に国内のK大学病院感染内科医療スタッフが国際学術誌7月号に報告した論文によると、07年10月-08年7月に同病院集中治療室の入院患者57人を調べた結果、19人(35.8%)から日本の患者と同じ細菌が検出された。このうち4人がこの菌が原因で死亡したと推定された。病院の試料135件のうち24件から、65人の医療従事者のうち7人から同じ菌が検出されたことが明らかになった。他の総合病院集中治療室に勤務する看護師もこの細菌に感染したことが確認された。この細菌はどの抗生剤も効かず、スーパーバクテリアと呼ばれる。