【中央時評】政界の拙速な改憲論、問題あり=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.17 16:57
朴槿恵(パク・クネ)大統領の反対で消えたかに見えた改憲イシューが、与野党の議員36人が改憲特別委の構成決議案を提出したことで再浮上した。興味深い点は、一般国民と比較すると特に政界で改憲への関心が高いということだ。最近、CBS調査の結果は改憲に賛成する議員数が231人に達することが明らかになった。改憲に関連して政界で最も多く提起する大義名分はいわゆる「帝王的大統領」の弊害だ。
ところで個人的には韓国の大統領が果たして「帝王的」なのかについて疑問を持っている。「帝王的」ということは、大統領が制度的な牽制なしに自分の思いどおりに権力を行使できるということを意味する。しかし現実的に韓国の大統領がそのような強い権力を持っていたと言えるだろうか。たびたびレームダックの身分になる任期後半の大統領は、さらに言うまでもない。任期序盤あるいは中盤といっても大統領の人事権は国会人事聴聞会での牽制と検証でいつも挫折した。