フッ酸被害拡散、患者1500人超える…韓国・亀尾

フッ酸被害拡散、患者1500人超える…韓国・亀尾

2012年10月06日11時35分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  慶尚北道亀尾で(株)ヒューブグローバルのフッ化水素酸(フッ酸)漏出事故が発生してから9日目の5日、被害者は1500人に達した。

  事故対策本部によると、この日まで確認されたフッ酸吸入患者は前日の893人より701人増えた1594人。農作物被害は当初の91.2ヘクタールから135ヘクタール、家畜は1313頭から2738頭に増えた。腐食車両も25台から516台に増えた。付近の企業40社が53億ウォン(約3億5000万円)の被害を申告した。

  被害者のうち5人は入院している。ほとんどがヒューブグローバルから近い鳳山里の住民だ。しかし事故地点から1.5キロ離れた地域の一部の住民も頭痛と吐き気、筋肉痛の症状を訴えている。応急治療は、亀尾地域の3カ所の病院でカルシウム製剤を吸入させ、肺の異常有無を確認するためにX線撮影をする程度だ。住民のキムさん(52)は「頭痛が激しく仕事もできないほど、十分な治療を受けられずにいる」と語った。

  啓明大医大のキム・ソンジン教授(応急医学)は「フッ酸を吸入すれば、血中のカルシウム・マグネシウム濃度が落ち、不整脈や心臓・筋肉のまひなどが生じる可能性がある」とし「症状がひどい患者は入院しなければならない」と指摘した。

  政府はこの日、中央災難合同調査団を亀尾に派遣し、現場調査を始めた。調査団は環境部など9部処の関係者ら26人で構成されている。調査団はこの日午後、鳳山里で被害状況を点検した。ハン・サンウォン調査団長(国務総理室安全環境政策官)は住民に「大気・水質・土壌汚染と農作物被害、住民の健康状況などを綿密に把握した後、特別災難地域宣言をするかどうか決める」と伝えた。住民は「ずっと村にいても問題がないかどうか早く判断してほしい」と要求した。

  一方、政府果川(クァチョン)庁舎でこの日、環境部を相手に行われた国政監査で、与野党の議員はフッ酸ガス漏出事故直後の政府の対応を追及した。化学物質事故対応マニュアルがあったが、これをきちんと守っていなかったということだ。無所属のシム・サンジョン議員は「事故の翌日の午前3時30分、毒性物質除去作業がまだ終わらない状態で危機警報レベルを『深刻』から一段階低め、午前11時に住民を復帰させたのは考えられないことだ」と指摘した。
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