【コラム】ガラスの天井をなくせば持続可能な成長が見える=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.03 16:32
経済協力開発機構(OECD)は最近、「構造改革評価報告書」を通じて韓国の性別による雇用率格差がOECD35カ国のうち最も高い水準だと指摘し、女性の経済活動参加拡大の必要性を提起した。また、英経済週刊誌エコノミストが発表した「ガラスの天井指数」によると、韓国はOECDの29カ国のうち女性の経済活動参加率、賃金格差、女性役員比率などで最下位だった。
こうした格差は出産と育児、企業文化など複合的な要因で発生する。OECDの報告書によると、実際、昨年職場をやめた韓国の女性勤労者の半分近くが結婚、妊娠、出産という理由だった。育児のために職場を離れた女性が再び仕事を始めるのは容易でないうえ、復帰しても頻繁な夜勤や会食などの組織文化のため育児と職場生活を併行するのが難しい。