韓国映画監督イム・グォンテク氏、インド最大の映画祭で生涯業績賞受賞
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.22 15:04
韓国映画監督のイム・グォンテク氏(80)がインド最大の国際映画祭「第47回ゴア国際映画祭(International Film Festival of India,GOA、IFFI)」で生涯業績賞(LIFETIME ACHIEVEMENT AWARD)を20日(現地時間)、受賞した。インドは「ボリウッド」という別称があるほどのシネマ天国だ。インド中西部のリゾート地ゴアでこの日開幕した今回の映画祭は28日まで開催される。韓国はことし初めて主賓国として招待を受けた。
イム監督はIFFI開幕式で功労賞を授与された。イム監督は記者会見で「生活が苦しくてこの業界に入ったが、いつの間にか多作監督になった」とし「多くの歳月を完成度の高い映画づくりのために費やし努力したが、いまだに満足できる映画は作れていない。今回の賞は努力賞であり激励賞」と述べた。
1955年に映画界に飛び込んだイム監督は、『風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ)』(1993年)、『酔画仙』(2002年)など韓国の自然や伝統文化、世相を反映した映画102本を世に送り出した。イム監督は「インドは仏教と輪廻的な世界観などがあり、韓国人にはなじみ深い。韓国も先祖が残した文化があるが、若者たちに忘れられようとしているところを見て、これを映画に取り込んでいかなければならないと考えた」と説明した。