【寄稿】グリーン強国コリアプレミアム(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.23 15:31
「大韓民国は国際社会に寄与する能力と資格を備えている国なので支持します」。
グリーン気候基金(GCF)事務局誘致競争が最終段階に入った先週、李明博(イ・ミョンバク)大統領が電話で各国首脳に支持を要請した際、東欧の首脳から聞いた言葉だ。
韓国の国連安保理非常任理事国選定という先週末の興奮がまだ冷めない中、今度は仁川松島(ソンド)から朗報が入った。 政府が心血を傾けてきたGCF事務局を誘致することになったのだ。 GCFは国連気候変動枠組条約締結国会議の合意で設立された「グリーン銀行」であり、資金規模や重要性で世界銀行(WB)・国際通貨基金(IMF)に匹敵する。 このようにアジアでは初めて世界的規模の国際機構を誘致したことで、今後、韓国が国際機構のハブ国家に成長していく土台ができたと考えられる。
韓国はグリーン政策を扱うグローバルグリーン成長研究所(GGGI)とグリーン技術を支援するグリーン技術センター(GTC)に続き、今回グリーン資金を扱うGCF事務局まで誘致した。 これでグリーン政策・技術・基金の三角協力体制をすべてそろえることになった。 これを通じて今後グリーン成長の推進で相当なシナジー効果が得られると予想される。 名実ともに世界のグリーン成長をリードする国へと向かうことになった。 国際社会でグリーン強国としてコリアプレミアムを実現し、「グローバルコリア」を完成させるうえでも大きく寄与したと評価される。
韓国が国連安保理理事国進出に続き、GCF事務局を誘致することになった背景と力は何か。国際社会は大韓民国を民主主義と経済発展を同時に達成した模範的な国と見ている。 このため「資格がある国」「能力がある国」「ビジョンを実現する国」と好評している。 これとともに、韓国国民の成熟した世界市民意識、国際社会への寄与が大きく作用したと考えられる。
【寄稿】グリーン強国コリアプレミアム(2)