ソウル広津(クァンジン)区庁で発見された鳥インフルエンザ(AI)の感染経路をめぐり、ソウル市と京畿道(キョンギド)が攻防を繰り広げている。
ソウル市競争力強化本部の李星(イ・ソン)部長は9日、広津区庁内の自然学習施設で飼育していたニワトリの鳥インフルエンザ発病の原因について「京畿道安城のD農場→城南牡丹(ソンナム・モラン)市場→ソウル広津区庁」という経路を推定した。ソウル市傘下の保健環境研究院に依頼した疫学調査の結果を踏まえて、鳥インフルエンザがソウル市まで広がったのは京畿道のずさんな防疫体系せいだという主張だった。広津区庁は先月24日、牡丹市場のS業者からキジ2羽を購入し、先月28日から今月3日までに、キジとともに飼われていたニワトリなどが鳥インフルエンザによって死亡した。