【社説】スパイ行為も思想と良心の自由なのか

【社説】スパイ行為も思想と良心の自由なのか

2006年12月16日08時54分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  民主労働党(民労党)が386スパイ事件に党幹部が関与したことについて謝罪した。 「一心会」に対する捜査結果が発表されてから一週間、民労党幹部が関与した事実が伝えられてから約50日後だ。 その内容も心から謝罪するというものか、それとも捜査を非難するというものか、よく分からない。

  民労党の立場5つのうち、4番目に「結果的に心配をかけて遺憾」という表現が含まれている。 世論の非難にやむをえず謝罪する真似をしたという印象が残る。 発表文の最初の内容は「国家保安法を悪用して思想と良心の自由を抑圧する反人権的行為があってはならず、党は座視しない」だ。 スパイ行為が思想と良心の自由なのか。 またスパイを捕まえるのが反人権的行為なのか。 この主張を前面に出して民労党が言いたいことは何なのかが気になる。 スパイ行為を認めろということか。

  この発表は民労党ホームページの片隅に小さな文字で書かれている。 スパイ容疑で収監中のイ・ジョンフン氏の手紙は写真まで付けて目立つように掲載している。 民労党の発表はイ氏の論理と脈を一にしているようで気に掛かる。 彼は「民族の半分が生活哲学と考える常識的思想」を保障しないとして大韓民国憲法を「卑怯だ」と言った。 卑怯にも「主体思想」という表現を使わなかったが、これを信奉すると明らかにしたのだ。 具体的なスパイ容疑には一切言及しなかった。 否定もしなかった。 民労党は‘疑惑と真相究明のために’最善を尽くすという。 謝罪もきちんとできない民労党が今になって何の調査をするということか分からない。 それでも国民に票をくれと叫ぶことができるのか疑問だ。

  左派政党だけではない。 政府もスパイ罪で実刑宣告を受けた人を民主化有功者として認めたことがある。 民主化運動補償審議委員会の決定は、過去の独裁政権に反対さえすれば親北朝鮮活動も民主化運動と認めるということに他ならない。 これなら北朝鮮政権に忠誠である人はみんな大韓民国の民主化有功者という話ではないか。
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