北朝鮮「米韓が最高尊厳へのテロ謀議」…韓国「北側の主張にすぎない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.05.06 09:19
北朝鮮の国家保衛省(韓国の国家情報院に相当)が5日、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長に対する韓米情報当局の生物・化学テロ謀議を摘発したと主張した。
米CNNによると、保衛省はこの日、国営中央通信を通じて「最近、米国中央情報局(CIA)と傀儡の国家情報院が我々(北朝鮮)の最高首脳部を相手に生物・化学物質による国家テロを敢行する目的のもと密かに緻密に準備し、我々の内部に浸透させた極悪非道なテロ犯罪一党が摘発された」と主張した。また保衛省は「この時刻から、この世の最も卑劣で残忍で悪らつな特大型テロ集団である米帝と傀儡徒党(韓国)の情報謀略機構を掃討するため、我々式の正義の反テロ打撃戦が開始されるだろう」と脅迫した。声明が言及した最高首脳部とは金正恩労働党委員長を意味し、韓米情報当局が金委員長に対するテロを計画したというのが、北朝鮮の主張だ。
北朝鮮は声明でいかなる証拠も提示しなかったと、CNNは報じた。声明は「米中央情報局と共謀した国家情報院がハバロフスク林業支部の労働者だった共和国の公民(国民)キム某を買収した後、テロ犯に変身させた」とし「錦繍山(クムスサン)太陽宮殿行事や閲兵式および集会の時、我々の最高首脳部を狙った爆弾テロを敢行するための謀議をした」と明らかにした。