悩み深い韓国国民年金、大宇造船への対処来週に延期
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.07 10:49
大宇造船海洋の運命は来週に持ち越された。大宇造船の社債約3900億ウォン(約379億円)分を保有する韓国国民年金が6日に「前日に開かれた投資委員会の結果、(大宇造船構造調整方案に関する)結論を出すことができなかった」と明らかにした。
国民年金基金運用本部はこの日「先月23日に金融当局が発表した『大宇造船海洋構造調整方案』と関連して投資管理委員会と投資委員会を経て、これまで確認された内容をベースに慎重に検討した」とし、「しかし投資会社が処した財務状態と企業継続性などに対する疑問があり、現状では受け入れるかどうかを決定できないという結論に至った」と明らかにした。国民年金は大宇造船債務調停案の受け入れの是非などに対し、投資委員会を通じて来週まで結論を下す方針だ。
国民年金は債務調整対象の社債1兆3500億ウォンのうち約29%にあたる3887億ウォンを保有する社債権者として17日と18日に開く社債権者集会まで債務調停案に対する立場を整理しなければならない。一方、大宇造船海洋経営陣と労働組合は全職員賃金10%削減と無争議を約束する合意案に6日に署名した。