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連続殺人事件のカン容疑者、被害者の爪を切ってDNA採取防ぐ

2009.02.03 09:09
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京畿道軍浦(キョンギド・グンポ)連続殺人の容疑で逮捕されたカン・ホスン容疑者(38)は完全犯罪を夢見ていたのだろうか。

 
カン容疑者の犯罪行為がベールを脱ぐにつれ、犯行の緻密(ちみつ)さが露呈している。カン容疑者は6人目と7人目の犠牲者だった主婦キム某さん(48)と女子大生アン某さん(21)を殺害した後、爪10個をハサミで切ってから遺体を埋めた。被害者の爪から自身の遺伝子(DNA)が採取されるのを防ぐためだった。

捜査本部関係者は2日「カン容疑者が普段テレビドラマなどを視聴し、DNAを用いた警察の捜査技法を知るようになった」とした後「テレビで犯罪者が検挙されるのを見て、自分も捕まるかもしれない考えたようだ」と説明した。

カン容疑者の大胆さと冷静さは、犯行の現場を二度と訪れていないところからも分かる。警察によると、カン容疑者は07年1月に殺害した女子大生ヨン某さん(20)を除いては、殺害の現場に一度も訪れていない。ヨンさんの場合は「ティッシュペーパーなどをたくさん落としたような気がして現場を再び訪ねた」と供述している。

京畿大のイ・スジョン(犯罪心理学)教授は「犯罪者が不安感のために犯行の現場を再度訪ねるケースが多いが、カン容疑者は“そんなことをしたら疑われてしまう”とわかっていて、実践もできている」とした上で「こうした大胆さと冷静さが完全犯罪の確率を高める」と説明した。

カン容疑者は被害者の遺留品を持ち出して燃やすなど完ぺきな後片付けまでしている。だがカン容疑者は自身のジャンバーに殺害されたキムさんの血痕(けっこん)を残す「失敗」をしてしまった。結局DNA鑑定を通じこうした事実が確認されるにつれ、完全犯罪のシナリオは崩れた。

警察は3日、カン容疑者の連続殺人事件を水原(スウォン)地検・安山(アンサン)支部に送る。検察は捜査本部と共に補足捜査を行い、20日ごろカン容疑者を起訴する予定だ。

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