韓国海運会社の最大手「韓進海運」に訪れた危機、カギは…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.01 15:06
韓進海運はコンテナ船と韓進海運新港湾の株式を売却、コンテナ運賃債権の流動化などで得た1233億ウォンにこの1500億ウォンを加え、今年の債務満期到来分を防ぎ、来年は新規資金貸出や有償増資で追加資金を調達する計画だ。
永久債発行作業を加速する方針も固めた。永久債とは満期がない債券。国際会計基準委員会(IFRS)、韓国会計基準院が相次いで永久債を負債ではなく資本と認め、負債比率の上昇なく資金を調達できるという長所も生じた。
韓進海運は昨年下半期から4億ドル(4240億ウォン)規模の永久債発行を推進してきたが、金融機関が支払い保証に難色を示し、発行が遅れている。しかし大韓航空の1500億ウォン支援で金融機関の雰囲気も少しずつ変わっていると伝えられ、近く発行が可能という見方が出ている。