韓国海運会社の最大手「韓進海運」に訪れた危機、カギは…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.01 15:06
韓進グループの創業者、故趙重勲(チョ・ジュンフン)元会長は“マドロス”だった。若い年齢で日本商船会社の見習い機関士として働いた趙元会長は1940年代、韓国人では珍しく外航船に乗り、東南アジア一帯を航海した。
特に趙元会長は当時栄えていた国際都市の上海を見て感銘を受けた。趙元会長は90年代初め、ある寄稿で「上海を目にしてから、開拓の意志がある人は誰でも広い世界に挑戦できるということを悟った。一つの開眼であり、限りなく続く挑戦の出発点」と回顧した。