韓国外交部の権力移動…日本通は沈み中国通が浮上(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.23 11:02
現在外交部内で中国本土での研修経験があるのは50~60人だ。朴俊勇東北アジア局長(20期)や李泳浩(イ・ヨンホ)在外同胞領事局審議官(22期)は先頭グループ格だ。このうち女性である朴銀夏(パク・ウンハ)開発協力局長(19期)やオ・ヨンジュ開発協力審議官(22期)は中国だけでなく多者外交専門家でもある。朴局長の場合、2005年に駐中国1等書記官を経た後、現在でも中国の外交官らが安否を最も多く尋ねる外交官という。このほか中国勤務だけで8年以上の経歴があるパク・ギジュン東北アジア2課長(28期)、キム・ヨンワン平和体制課長(27期)、ホン・スンチャン在外国民保護課長(29期)、キム・ゴン原子力協定チーム長(23期)らが次世代グループに分類される。
外交官の勤務選好度が「北米>日本>中国」から「北米>中国>日本」に変わったのはすでに昔のことだ。外交部の人事担当者は、「10年前から中国選好度が高まっている。いまは米国、国連とともに中国が最も人気が高い」と話した。中国外交に対する重要性が高まり外交部は2011年に東北アジア局内に中国課を新設した。8人にすぎなかった中国担当外交官は現在では28人に増えた。金星煥(キム・ソンファン)前外交通商部長官は退任前に「昨年の業務の80%を東北アジア局が担当したようだ」と話したりもした。
これまで金夏中(キム・ハジュン)駐中国大使や石東演(ソク・ドンヨン)元香港総領事らがチャイナスクールの「大物」に呼ばれてきたが、後進は弱かった。李明博(イ・ミョンバク)前大統領時代は外交通商部1次官に中国通を任命しようとしたが人材がなく任命できなかったという話もある。