ブランド破壊が進む中国、“現地化”越えて“中国化”にこそ道…韓国企業の戦略は(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.20 15:52
2010年に重慶に進出したハンコックタイヤは最近、内陸地形に適したチューブのない「BTR」(バス・トラック用タイヤ)を開発した。中国西部の荒野を走ってもびくともしない製品だ。同社のチャン・メングン工場長は「本社と現地の研究開発(R&D)人材が協業し、西部中国人のための製品を開発した」とし「現在、一日2500個のBTRを生産している」と述べた。来年は工場を新設する。国内で成功したモデルを中国に拡散(spillover)するのにとどまらず、企画段階から中国人のための製品を開発したのだ。
ビジネスは結局、人がすることだ。現地企業家は「中国化に成功するためには果敢な現地人材の採用が必須」と話す。チャバイオ&ディオステックの重慶現地法人ホーリーオプティクスは昨年、生産性を3倍以上高めた。生産技術革新を通じて同じ設備で携帯電話のカメラレンズの生産量を月350万個から1200万個に増やした。中国技術者のおかげだ。ヨム・ジュンチル総経理は「中国全域を回って確保した5人の最高級人材が技術開発の主役」とし「現地スマートフォン生産会社向けのマーケティングも現地人材の役割」と話した。