‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ（１９、高麗大）が種目と国境を越えて世界スポーツの‘クイーン’を狙う。キム・ヨナは「世界女性スポーツ財団」が毎年授賞する「今年のスポーツ女性」２００９年個人部門候補に選ばれた。

女性スポーツ財団は昨年８月１日から今年７月３１日までの活躍に基づいて１０人の候補を選び、ホームページ（http://womenssportsfoundation.org）に公示した後、ファン投票を実施している。

アジアではキム・ヨナが唯一の候補。今年の全豪オープンテニスを制したセレーナ・ウィリアムス（米国）、‘ゴルフ女帝’ロレーナ・オチョア（メキシコ）、陸上短距離スターのケロン・スチュワート（ジャマイカ）、２００８北京障害者オリンピック水泳４冠王のジェシカ・ロング（米国）がキム・ヨナのライバルとなる。

女性スポーツ財団はキム・ヨナについて「現在世界最高の女性スケーター」と紹介し、「今年３月の世界フィギュア選手権でＳＰと合計点で２つの世界記録を更新し、韓国人では初めて世界選手権の優勝者になった」と説明した。

キム・ヨナが所属するＩＢスポーツの関係者は「北米や欧州のフィギュア関係者がキム・ヨナに深い関心を見せている。自国のスターがいない中で冬季オリンピックが開かれる状況で、確実なスター性を備えた選手が登場したと判断しているようだ」と説明した。

現在キム・ヨナのファンコミュニティーをはじめとするインターネットサイトには投票できるホームページがリンクされ、「必ず投票を」というコメントが相次いでいる。ファンの票が集中すれば、キム・ヨナが史上初めてアジア系の受賞者になる可能性が高まる。

受賞者は１０月１３日（現地時間）に発表され、ニューヨーク・アストリアホテルで開かれる晩餐会に招待される。キム・ヨナは受賞しても、１０月１５日からフランス・パリで開かれるグランプリ第１戦出場のため晩餐会には出席できない。


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