カギは、離れる外国人を引き戻すことができる韓国ウォンのレートだ。過去２回のデカップリングもウォン安に反転の契機を見つけた。大信証券が韓国ウォンの価値と外国人の買収関係を分析した結果、１ドル＝１１００ウォン線で外国人の態度変化が起きている。１ドル＝１１００－１２００ウォン線で活発だった外国人買いは、１ドル＝１１００ウォン割れで売りに転じた。国内企業の実績悪化などを懸念するためだ。

一方、ウォン安基調では１ドル＝１２００ウォン線までは買いが続き、それ以上のウォン安になると買いは減る。ウォン安がこのレベルまで進むのは、韓国経済が危機局面を迎えたり、安保問題が発生した場合だった。大信証券のパク・ジュンソプ研究員は「外国人は１ドル＝１１００－１１５０ウォン台で韓国株を買っている」とし「１ドル＝１０８９ウォンの韓国ウォンの価値が短期的にも１ドル＝１１００－１１５０ウォン線まで落ちれば、為替差益を期待する外国人が戻ってくる契機になるだろう」と予想した。

証券会社は２月の株式市場の雰囲気を変える業種に鉄鋼・化学・非鉄など素材業種と金融業種を挙げている。新政権発足後に出てくる政策期待感から建設・機械・メディア関連業種の推薦も多かった。

現代証券のイ・サンウォン投資戦略チーム長は「自動車とＩＴは保守的に接近するのがよく、素材業種は春節（旧正月）後に確認される中国景気にかかっている」とし「当分は通信サービスやユーティリティのような内需消費財中心に関心が傾くだろう」と述べた。


年初効果のなかった韓国株式市場…１ドル＝１１００ウォン台얂外国人が戻る（１）