世界最高の原子炉を作り…脱原発で行き詰まった輸出=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.26 11:07
61年間積み上げてきた韓国の原発産業生態系が崩壊の危機に置かれた。韓国政府が新古里(シンコリ)原子力発電所5・6号機を除いたすべての新規原発建設を中断することにしたためだ。エネルギー業界では韓国の原発産業が今後「新技術導入と開発中断→研究組織崩壊→国際競争力下落→関連企業退出」という最悪の手順を踏みかねないとの懸念が大きくなっている。
昨年だけでも原子力業界は韓国が近い将来世界の原発市場を掌握するだろうと自信を持っていた。韓国政府と韓国水力原子力が7年間に2000億ウォン以上の予算をかけて2014年に開発した原子炉「APR+」のためだ。この原子炉は国際原子力機関(IAEA)の報告書で発電容量と効率・安全性などで優秀と評価された。以前のモデルである「APR1400」だけでなく海外の原子炉より一段上という評価を受ける。