このように不特定多数が出したお金を集めて企業やプロジェクトに投資する方式を「クラウドファンディング（ｃｒｏｗｄ　ｆｕｎｄｉｎｇ）」という。普通はインターネットやＳＮＳを通じてお金を集めるが、バリューインベストコリアのようにオフラインを活用するケースも登場している。チョ・クァンス延世（ヨンセ）大学情報大学院教授は「投資対象を消費者が直接決めて小額中心で投資するのでリスクが低く、成功確率も高いほうだ」と話した。しかし危険性もある。あるベンチャーキャピタル役員は「クラウド・ファンディングの場合、執行過程が不透明だったり運用人材の専門性が不足したりする場合、投資失敗や横領につながる恐れがある」と話した。国内ではクラウドファンディングを許容する案を盛り込んだ資本市場法の改正案が昨年６月に発議された状態だ。

◆クラウドファンディング＝企業がオンラインやオフラインを活用して従来の金融機関ではない不特定多数から投資を誘致する方式。海外ではベンチャー企業やスタートアップ企業の新たな資金源として浮上している。米国のキックスターター（ｋｉｃｋｓｔａｒｔｅｒ）やインディーゴーゴー（ｉｎｄｉｅｇｏｇｏ）、英国のジャストギビング（ｊｕｓｔ　ｇｉｖｉｎｇ）・ゾーパ（ｚｏｐａ）などが代表的だ。２０１２年に米国を始め英国・イタリア・日本などでクラウド・ファンディングを許容する法案が制定されている。




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