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北朝鮮が“国家級”軍事訓練…ロケット砲動員

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.27 11:02
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韓国哨戒艦「天安」爆沈から3年を迎え、韓国海軍が西海(ソヘ、黄海)で大規模な海上機動訓練を実施した25日、北朝鮮は元山付近で地上軍と海軍を動員し、大規模な合同軍事訓練を行った。

北朝鮮は先月から元山に大規模な兵力と中・東部戦線の各種砲などさまざまな装備を集結させ、“国家級訓練”を準備してきた。北朝鮮は陸・海・空軍の合同訓練を金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が参観すれば“国家級訓練”と呼んでいる。

 
金正恩はこの日、訓練を参観した後、「敵の上陸集団がわれわれの海岸に絶対に接近できないよう、強力な砲火力で徹底的に海上で掃き捨てろ」とし「敵との対戦で人民軍の力を知らせ、敵を一人も残さず海の中に沈めろ」と指示したと、北朝鮮の労働新聞が報じた。

韓国軍の当局者は「北朝鮮の今回の訓練は、空気浮揚艇(ホバークラフト) と揚陸艦を動員して上陸する勢力を地上軍が防御する形で行われたと把握している」と述べた。多数のロケット砲、牽引砲などを動員して射撃訓練も行ったと把握されている。16日に2発を発射した短距離ミサイルの発射試験はなかった。特に北朝鮮海軍は元山沖で、艦艇が潜水艦を探知して攻撃する対潜訓練も行ったという。

しかし軍関係者は「北朝鮮が国家級訓練として長いあいだ準備してきたことを考えると、予想より規模は大きくなかった」とし「北朝鮮が反発してきた韓米連合キーリゾルブ訓練が終わったうえ、北朝鮮の訓練の準備をわれわれが事前に把握してメディアに公開したため、規模を減らしたとみられる」と話した。

実際、今回の訓練には元山付近の通川飛行場に前進配備したミグ機など空軍は参加しなかったと軍当局は把握した。北朝鮮はこの日の訓練のほかにも、全国的に小規模部隊単位の訓練を続けている。

最近の北朝鮮の軍事的行動に関し、韓国政府当局者は「政権を握って1年4カ月目の金正恩が自分の権力の安定性を誇示し、内部的に経済的苦痛による住民の不満を抑え込むために、戦争の雰囲気を演出していると分析される」と述べた。

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