日本、北朝鮮選手団の入国を許可…東京五輪のテスト、首脳会談を誘引
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.25 10:02
北朝鮮との首脳会談を推進中の日本が、8月に東京に開催される世界柔道選手権での北朝鮮選手の入国を許可することにしたと、日本メディアが報じた。産経新聞は24日、日本政府関係者を引用し、「2020年東京オリンピックのテスト大会となる柔道世界選手権で北朝鮮選手の入国を許可する(方針)」とし「日本政府は今回の判断に基づき、東京オリンピック(五輪)開催時に北朝鮮選手団の入国も許可するとみられる」と伝えた。日本は対北朝鮮単独制裁の一環として北朝鮮国籍者の入国を原則的に禁止している。五輪憲章は国籍差別を禁止しており、日本政府が例外的な措置を取ると、同紙は伝えた。
今回の措置をめぐり東京五輪の成功に向けて南北合同チーム参加を希望する日本政府の内心が反映されたという指摘が出ている。南北は2月、東京五輪で柔道・女子ホッケー・女子バスケット・ボートの4種目で合同チームを結成することに合意した。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長も南北合同チームの参加を積極的に支持している。まず東京五輪大会の準備状況を説明する8月の選手団長会議に北朝鮮体育省の元吉宇(ウォン・ギルウ)次官ら3人が出席する予定だ。
安倍首相が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と「条件のない」首脳会談に意欲を見せている点と無関係でないという見方もある。1年後に迫った東京五輪を活用して北朝鮮に融和的なジェスチャーを送り、緊密なチャンネルにするということだ。