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韓経:英エコノミスト「韓国電力、脱原発で競争力失っている」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.07 11:00
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英エコノミスト誌が韓国の原子力発電が国際的な競争力を失っていると分析した。脱原発など原発に対する反発に直面したという理由からだ。代わりにロシアと中国が世界の原発市場で強者として浮上していると報道した。

エコノミストは3日発行の最近号で「グローバル原発市場でロシアの競争者はほとんどない。唯一の競争者になれるのは中国の原発関連国有企業だけ」と伝えた。

 
同誌は特にロシア原子力公社(ロスアトム)が韓国電力など原発企業を抜いて世界の原発市場の支配者に浮上したと分析した。

ロスアトムは日本の福島原発事故で自国内の原発受注が急減した2011年から積極的に海外市場に進出した。

バングラデシュ、インド、トルコなどに進出し、すでに獲得した契約だけで33件、規模は1300億ドルに達する。4月にロスアトムが着工したトルコ初の原発が代表的事例だ。この原発は建設費200億ドル規模で2023年に完工する予定だ。

エコノミストはロスアトムが急浮上した背景には国レベルの全幅的支持を受けているという点を挙げた。ロシアはこれまで外交的武器として活用した天然ガスや石油より原発をさらに有用な道具と判断し政府が原発輸出を積極支援しているということだ。

マッキンゼーコンサルティングでシニアパートナーを務めるステファン・ソルジェニーツィン氏は「原子炉販売は天然ガスなど化石燃料より多くの金を稼ぐ。核燃料供給と技術者教育、規制コンサルティングを含んだサービスを総合的に販売できるため」と説明した。

韓国電力はかつてアラブ首長国連邦での原発受注成功などで世界の原発市場の新興強者に浮上したが、脱原発などで競争力を失ったとエコノミストは指摘した。

ロシアの唯一の競争者としては中国が挙げられた。政府の全面的な支援と安い価格などロシアと類似の戦略を駆使したためと評価される。



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