韓国人の音楽言語を正しく教えてこそ世界的コンテンツできる(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.08.12 13:32
韓国では音楽とはすなわち西洋音楽を意味する。大学には国楽科と洋楽科ではなく国楽科と音楽科がある。さらに国立芸術大学である韓国芸術総合学校は音楽院と舞踊院、そしてそこに属することが出来なかった伝統芸術院に区分されている。自主権をなくした韓国の音楽、これが国楽の現在地だ。
韓国の近現代史は国楽受難史とも言える。韓国人は日帝強制占領期間から始まった日本式音楽教育になじんでいる。伝統音楽を排除した日本式西洋音楽教育は中高年層に大きな影響を及ぼした。その結果、韓国国民の大半は日本音楽、または日本式西洋音楽と韓国の伝統音楽を区分できない。韓国大衆歌謡は日本演歌の影響を強く受けた。私達が幼い頃に楽しく歌っていた「キツネ、キツネ、何やってるの」「うちにどうして来たの」「朝の風冷たい風に」「じゃんけんぽん」等の遊びや歌が全て日本のものだということを韓国人はよく知らない。