イラン核合意を認めないトランプ大統領 遠ざかる北朝鮮核合意(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.26 11:00
民主主義には長所ばかりがあるわけではない。短所も多い。政策の持続性と安定性を維持するのが難しいというのは、民主主義の致命的な弱点の一つだ。選挙を通じて政権が交代するたびに政策も変わることが多い。前政権の誤った政策は新政権が当然正さなければいけない。それを公約にして執権したりもする。問題は変える必要がない政策、変えてはならない政策までも変えるところにある。
後任者は前任者の業績を継承・発展させるより、粗探しをしたり消したいという誘惑に陥りやすい。弱点が多い後任者であるほどそうだ。大きな業績を残した指導者を前任者とする“不運”な後任者は前任者に対する評価のため焦りを感じたりもする。不動産財閥のトップから世界最強大国のトップになったトランプ大統領がそうだ。オバマ大統領の足跡を消すために大統領になったのかと思うほどトランプ大統領は執拗であり徹底している。