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「他人の視線を気を遣う韓国? 人情あふれる国!」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.10 11:25
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サミール・ダマニさんが描いたソウル光化門(クァンファムン)広場(左)と清渓川(チョンゲチョン)の風景。(写真提供=ソウル図書館)
大きさがA5用紙ほどの手帳には「ソウルの日常」を描いた絵がぎっしりと描かれていた。フランスの漫画家サミール・ダマニさん(33)の手帳だ。ダマニさんは昨年と今年、合計5カ月間ソウルに留まりこのような手帳を4冊も絵でいっぱいにした。地下鉄・バスに乗ってソウルの中心街・住宅街・裏路地を歩き絵を描いたのだ。最近このような絵を集めた『サミル、見慣れないソウルを描く』(原題)という本を韓国で出版した。これら絵の一部は先月ソウル図書館で展示されもした。

ダマニさんが韓国に関心を持ったのは、仏アングレームにあるEESI(European School of visual arts)で漫画を学んでいた時だ。当時、韓国人留学生らと仲良くなりトッポッキなど韓国料理を好んで食べていたという。昨年、韓国漫画映像振興院が主管した海外漫画作家レジデンス・プログラムに当選したことをきっかけに韓国を初めて訪問した。今年、駐韓フランス文化院プロジェクトに当選しながら、2回目の訪韓を果たした。ソウルの街角を正確に描写したかったダマニさんは、アングレームでハングルを学んだりもした。

 
初めてダマニさんが向き合ったソウル市民は無表情で冷たい印象だったという。実際、アングレームで仲の良かった韓国人の友人は「韓国は他人の視線を気にしながら暮らす国」と話したりもした。だが、絵を描きながらすぐにダマニさんの考えは変わった。ダマニさんは印象的な風景を見つけると同じ場所に1時間以上留まって絵を描いた。過ぎ行く市民に声をかけて話を交わしたりもした。「最初は警戒心が強くて冷たく見えますが、一度笑ってみせると慎ましさと情深い人たちなんですよ」。

このように心を込めて描いたダマニさんの絵は韓国の水墨画のような雰囲気を漂わせていてどこか身近に感じられる。ダマニさんは絵の中に自分自身を登場させたりもする。異邦人だが韓国に関心が多いことを現わそうと、赤い“マルトゥギ”仮面をかぶる男性として描いている。(訳註:マルトゥギは韓国の仮面踊りにおいて人々から疎外されている人々を代弁する役割を果たす。)慶尚北道安東河回村(キョンサンプクド・アンドン・ハフェマウル)を訪問してさまざまな種類の仮面を見学したあと、自らこのマルトゥギ仮面を選んだ。

ダマニさんはソウルの地下鉄と路上屋台を最も印象的な場所に選んだ。ソウルの地下鉄は地下商店街がつながっていて、人生の面々を観察するのに都合が良かった。フランスには路上食文化がないので屋台はダマニさんに新鮮に映った。ダマニさんは「私の絵を通じて、当然だと思っていた日常の大切さに気づくきっかけにしてもらえれば」と感想を伝えた。

ダマニさんは味わいのある漫画を描こうとまず仏リヨン大学で考古学を勉強した。EESIに進学してからは漫画だけでなく写真・映画・彫塑も勉強した。ダマニさんが漫画家として最も重要だと考える資質は「好奇心が多いかどうか」だ。ダマニさんは自身を漫画家ではなく探検家と考えているので今回の作業も非常に楽しかったと語った。

ダマニさんはこの後の作品として、フランスで勉強して帰国した韓国人留学生に対する話を漫画で描く予定だ。この漫画に登場する韓国人主人公には“カクシタル仮面”をかぶらせる計画だ。ダマニさんは“アイデンティティ”に関心が高い。ダマニさん自身がアルジェリアからフランスに移住してきた両親の下で生まれ育ったためだ。(訳註:カクシタルは新妻の仮面で、仮面踊りの中でもよく扱われる。その由来から人々を守ってくれる存在とされている)

「多文化国家であるフランスでは他人の視線を気にするより自身のアイデンティティ確立をより重要だと考えます。私が体験した悩みを韓国とも共有したいですね」

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