“ビデオアーティスト”ナム・ジュン・パイクの世界デビュー50年、エジンバラで記念展(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.07 16:18
ナム・ジュン・パイクは当時、内部回路を技術的に変形して画面に多彩な現象があらわれるようにしたテレビ13台を公開した。いわゆる「実験テレビ」シリーズであった。冷たいテレビを触覚的で多感覚的な媒体として提示した。イ・チェヨン学芸員は「視覚・聴覚・触覚などを呼び起こすさまざまな設置物を配置し、当時は未熟だった『観覧者の主導性』という概念を伝播した」と話す。
初期作以外のナム・ジュン・パイクの多様な代表作も見ることができる。ナム・ジュン・パイクにとってのミューズであるチェリスト、シャルロット・ムアマンのために制作した『TVチェロ』(1999)が展示場の1階中央に位置する。7台のモニターでチェロの形状を実現し、映像は白南準とムアマンのパフォーマンスを入れ込んだ。