スヌルフィーとスヌルフ姉妹は一般オオカミには見られない習性もいくつか持っている。

動物園の一般オオカミは餌が残れば土に埋め餌を隠すが、複製オオカミは残った餌を器にそのまま置いておく。

荒く攻撃的な本能を持つ一般オオカミとは違い、スヌルフィー姉妹はベテラン飼育係が来ると犬のように喜ぶなど、野生動物の性向が少ないという。

姉妹の名前はソウル大の略字（英文）である‘ＳＮＵ’と‘オオカミ（ｗｏｌｆ）’を合わせたものだ。

一時、「本当にクローンオオカミなのか」という信憑性議論を投げ掛けられる侮辱も味わった。

昨年４月、ソウル大研究信憑性委員会が「本物のクローンオオカミだ」と公式発表し名誉を回復した。

伴侶探しが最も盛んな春だが、２匹のオオカミは互いの伴侶に会うこともできない境遇だ。

スン・ウォンウ課長は「スヌルフィーとスヌルフがケンカをやめる方法を知らないように、オスに会っても伴侶を求めるサインを出す能力がないと判断し、無理にしていない」と話した。

オオカミは普通２－３歳時に伴侶探しが盛んになる。

ソウル大公園は４月末にオオカミの発情期が終わるとみて、姉妹を再び一緒に飼育させる予定だ。

しかし、冬が来れば終わりのない争いを防ぐため、２匹のうちの１匹は別の所に移さなければならなくなる。これはクローンオオカミの運命でもある。

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