韓国慶州、観光客は戻ってきたが…一部の住民は地震がトラウマに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.21 16:39
14日、慶州市皇南洞(ファンナムドン)の韓屋マウル(村)。9月12日のマグニチュード5.8の地震で韓屋3500余軒のうち1052軒に瓦の破損など被害が発生したところだ。地震発生から100日(12月20日)を控えて訪れた韓屋マウルは平穏な雰囲気だった。地震後に瓦が落ちて雨漏れしていた風景は考えにくいほど整頓されていた。ただ、屋根は伝統の瓦の代わりにトタンで補修されていた。
地震の恐怖に怯えていた住民は徐々に安定を取り戻していた。最近の余震にも恐怖を感じないほど日常の生活に戻った姿だった。皇南洞住民自治センターの前で会ったチェ・ブシブンさん(69)は「2日前にもマグニチュード3.3の地震があり、少し揺れて(災難)文字メッセージも受けたが、避難することはなかった」と話した。慶州では9・12地震後、計553回(20日午後9時基準)の余震が発生した。一日に平均5回以上の余震が発生しているということだ。同日午後に訪れた震央の慶州市内南面(ネナムミョン)徳泉(トクチョン)3里。地震の被害があったここでも、ほとんどの住民が日常生活に戻っていた。チョ・ヨンスル里長(45)は「以前は小さな地震にも驚いていたが、今は違う。余震があってもそれほど怖くはない」と話した。70代の女性は「9月ほどの大きな地震はもうないと信じている」と語った。