利子も返せないゾンビ企業、今年だけで1000社…ここから整理を=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.19 11:12
韓国銀行が6月に発刊した金融安定報告書を基にグローバル構造調整専門コンサルティング会社のアリックスパートナーズが分析した韓国のゾンビ企業は昨年以降急激に増えている。2009年に1851社(8.2%)だったゾンビ企業は毎年割合が1%ほど増え、2015年から急増した。2014年に2561社(10.6%)に増え、今年は3600社(15%)に増える見通しだ。
業種別で見ればゾンビ企業増加傾向はさらに深刻だ。造船・海運業の限界企業の割合は2014年10-12月期の17%から今年4-6月期には36%に増えた。IT・通信業は同じ期間に11%から17%にゾンビ企業の割合が増え、自動車産業も8%にすぎなかったゾンビ企業の割合が13%まで増えた。
大企業が主導する実体経済の危機が加速化し地域経済は直撃弾を受けている。自動車の蔚山(ウルサン)、造船の巨済(コジェ)、統営(トンヨン)、霊岩(ヨンアム)、海運の釜山(プサン)、石油化学の麗川(ヨチョン)などへとつながる「重化学工業ベルト」が崩壊の手順を踏んでいるという分析が出てくる。