昨年過去最大の販売台数となったＢＭＷコリアが、今年も２けた成長という目標を出した。

金孝俊（キム・ヒョジュン）ＢＭＷコリア代表（５７）は１３日、仁川永宗島ハイアットリージェシーホテルで開かれた記者懇談会で、「今年も１０％以上成長し、４万５０００台を販売するのが目標」と述べた。

昨年ＢＭＷコリアは、国内でＢＭＷ・ミニ・モトラッドの３部門で合計４万６７７台を販売した。金代表は「現在、輸入車企業の韓国市場シェアは１２％ほどだが、２０％までは無難に増えるとみている」と話した。

ＢＭＷは今年、新車ラインナップを強化する。今年４－６月期には韓国で初めて２シリーズ・クーペモデルの販売に入り、その後ニュー４シリーズ・グランクーペとプレミアムモデルＭ３・Ｍ４も出す。下半期にはＳＵＶモデルのニューＸ４とマイナーチェンジのＸ３、フルチェンジのＸ６を発売する予定だ。

ＢＭＷの初の電気自動車「ｉ３」も当初の予定より１カ月早い４月から販売することにした。販売目標は２５０台。金代表は「国内の電気自動車市場は１０００台ほどとまだ規模は大きくないが、ソウルのような大都市で短距離移動するには電気自動車が最も適しているので成長潜在力は大きい」とし「民間企業と提携し、充電など新しい事業を推進する」と述べた。ハイブリッドモデルのＢＭＷ「ｉ８」は下半期から販売する予定だ。

ＢＭＷコリアはアジア初のドライビングセンター「ＢＭＷドライビングセンター」も７月にオープンする。金代表は「今後、情報技術（ＩＴ）事業分野で国内企業と協力し、新しい協同研究組織を設立することを構想中」と明らかにした。ドライビングセンターは仁川永宗島にサッカー場３３面分の規模（２４万平方メートル）で建設中。ＢＭＷブランド体験館、トレーニングアカデミー、サービスセンターと６つの走行コース、環境公園などができる。