日本の新首相候補、石原伸晃氏が急浮上
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.04 10:42
“日本艦”を率いる新しい艦長は果たして誰になるのだろうか。日本の新しい首相は11月に実施される予定の総選挙で決まる。現在の雰囲気では、第1野党の自民党が総選挙で勝利し、3年ぶりに再執権する可能性が高い。26日に実施される自民党総裁選が事実上の首相選挙と考えられている理由だ。
現役議員が200票、地方党員が300票を行使する今回の自民党総裁選の地図は大混戦だ。再任が有力だった谷垣禎一現総裁(67)は追い詰められている。「今回の通常国会会期(8日)までに国会を解散し、早期総選挙へ持ち込む」という約束を守れなくなったからだ。「野田佳彦首相にだまされた」という党内の世論が強まり、党の元老までが「谷垣非難」に加勢している。野党に転落した後、そうでなくても意気消沈している党内派閥総師に配慮しなかったという‘不敬罪’という言葉まで出ている。谷垣総裁が属する古賀派の古賀誠会長までも「今回は若い人を積極的に支持する」と背を向けた。このため谷垣総裁は出馬もできないだろうという分析も出ている。谷垣総裁は保守自民党内で最も韓国をよく理解している政治家と考えられてきた。
谷垣総裁に代わって急浮上している人物が石原伸晃幹事長(55)だ。党内の派閥との関係が円満で、森喜朗元首相など元老グループが強く推している。さらに‘石原ブランド’の大衆人気があり、「次の選挙の顔に適当」と考える現役議員も多い。父は石原慎太郎東京都知事(79)、叔父は日本人が最も愛した国民俳優・歌手の石原裕次郎氏(87年死去)だ。政策面では典型的な保守性向を帯びるが、「父より柔軟で合理的」という評価も多い。