<WBC>韓日のリーダー李鍾範とイチロー…「兄貴」と「舎監」

<WBC>韓日のリーダー李鍾範とイチロー…「兄貴」と「舎監」

2006年03月18日11時52分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  李鍾範(イ・ジョンボム、起亜)は一時「韓国のイチロー」と呼ばれた。

  李鍾範とイチロー(シアトルマリナーズ)は鋭い打撃と早い足、相手の隙をつくセンス、そして強い肩まで似ている。しかし韓国プロ野球をかき乱した李鍾範が日本に進出し4年間通算打率2割6分1厘、本塁打27本、盗塁53というぱっとしない成績をおさめてからは、彼を「韓国のイチロー」と呼ぶ人はいなくなった。

  今回、ワールドベースボールクラシック(WBC)で李鍾範とイチローは並んで韓国野球と日本野球のリーダーとして対決した。李鍾範は主将、イチローはチームの精神的な支えだった。日本は公式的なキャプテンを選ばなかったが、誰もイチローを「キャプテン」だと思った。

  主将の李鍾範とキャプテンイチロー。彼らの野球スタイルはまだ似ていたが、チームリーダーとしてのスタイルは違った。イチローは特に日本という国と日本野球のプライドを掲げた。そしてそのプライドを守るために先頭に立った。「相手に今後30年は日本に勝てないなと思わせたい」とか韓国に負けた後「僕の野球人生でもっとも屈辱的な日」という刺激的な言葉を残した。まるで寄宿舎の舎監のように後輩たちをいきり立てた。先頭に立って「俺について来い」とリードする姿だった。

  



  李鍾範は「兄貴」スタイルでチームを導いた。彼は「勝たなければならない。なんとしてでもやれ」とどやしつけることはせず「よくやるために何が必要なのか」を問うスタイルだ。李鍾範は気軽に後輩たちと接した。日本で開かれた1ラウンドでは、日本野球を経験した「日本通」らしく後輩たちを韓国料理店の多い赤坂に連れ出して気分転換をさせた。といってもグラウンドではわれ先にと真剣にトレーニングに臨んだ。16日の韓日戦でセーブをあげた呉昇桓(オ・スンファン、三星)は「偉大なる先輩たちが率先してやってくれた。こんなに家族的な雰囲気のチームははじめて」と李鍾範がリードした「チームケミストリー」が韓国の善戦のベースになったことを明らかにした。

  イチローはメジャーリーグ最高峰のスーパースターだ。彼は「スターのカリスマ」で日本をリードした。選手たちは彼に近づくことさえできず、周りでもてあましていた。しかし李鍾範は自分を立てずに自ら選手たちに近づいた。そうして家族のように1つになった。そのリーダーシップの差が韓国野球と日本野球を明と暗に明らかに分けた。

  彼らは19日、3度目の対戦する。
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