【社説】オバマ大統領の「北朝鮮は崩壊する」発言に注目
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.26 16:36
オバマ米大統領が北朝鮮に前例のない強い発言をした。22日のユーチューブのインタビューで、「北朝鮮は地球上で同じように作り出すのもほとんど不可能な、最も残酷で暴圧的な独裁体制」とし「北朝鮮政権は結局崩れることになるだろう」と述べた。米大統領の口からでこうした直接的な非難が出てきたのは衝撃的だ。
2009年、オバマ大統領はホワイトハウスに入り、「果敢で直接的な外交」を明らかにした。その結果、米国はキューバと53年ぶりに国交正常化に合意した。「悪の枢軸」イランとの交渉も大きく進展した。一方、6年前には「関係改善の筆頭」だった北朝鮮は「消えるべき最悪の独裁国家」とされた。
状況がこのように悪化した責任は何よりも北朝鮮にある。北朝鮮は2009年4月、オバマ大統領が「核なき世界」という野心に満ちた構想を明らかにした日の未明、ミサイルを発射し、翌月には2度目の核実験もした。2012年4月には人道的支援を見返りにミサイル・核実験猶予を約束したが、約1カ月後に長距離ミサイルを発射した。これによってオバマ大統領が「戦略的忍耐」で包装された「悪意的無視」で北朝鮮に対応してきたのはよく知られていることだ。