【社説】THAAD配備は北朝鮮の核に対する備えが最優先だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.05 11:16
国防部の青瓦台(チョンワデ、大統領府)「報告欠落」から始まった高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の配備をめぐる論争が収まっていない。チョン・ウイヨン青瓦台安保室長が米国を訪問して帰国したが、これといったTHAAD解決法を出していない。チョン室長は帰国直後、空港で記者会見を開き「ハーバート・マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)に(韓国政府の)THAADの立場を詳細に説明した」とし「(米国側が)十分に理解するという反応を見せた」と述べた。しかし、彼は、実際に議論された内容に対しては一切話していない。韓米首脳会談が1カ月を切っている時点で、THAADをめぐる論争が韓米同盟の対立につながるか国民は懸念している。
こうした中でシンガポールのシャングリ・ラホテルで開かれたアジア安保会議で、ジェームズ・マティス米国防長官は一昨日「北朝鮮(核)の脅威を防御するために韓国と『透明で(transparently)』かつ積極的に協力している」というあいまいな発言をした。