【コラム】「胎生的グローバル創業」で企業領土広げよう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.19 13:02
中国の成長鈍化、グローバル景気低迷、原油安などで韓国の輸出は苦戦を免れなくなっている。その渦中にも中小企業の輸出はそれなりに善戦している。輸出全体のうち中小企業の割合は2015年基準で35.9%だが、毎年1~2%ずつ増加する傾向にある。これは中小企業関係者の持続的なグローバル進出努力と韓国政府の中小企業グローバル化に対する関心と支援などに起因するとみられる。
しかし全企業で占める中小企業数の割合が99%、雇用は88%である点を考慮すると、35%台の中小企業の輸出割合は拡大する余地が多い。特にグローバルに進出に成功した創業企業に注目しなければならない。グローバルに進出する創業企業は全創業企業で2%程度とわずかだが、これら企業がグローバル進出で収めた成果は少なくない。中小企業庁が2011年から5年間にわたりグローバル創業を支援した193社を見ると、政府は122億ウォンを支援したが、これら創業企業は549億ウォンの海外投資を誘致し、91社が現地法人を設立し、704億ウォンの売り上げを達成し、425人の新規雇用を創出した。これは創業企業のグローバル化が十分に成功を収められるという可能性を見せるものだ。