【取材日記】韓国ウォンで取引されないスマホアプリ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.15 15:14
会社員のキム・ソンテさん(37)は最近、0.99ドルの有料ゲームアプリケーション2つをアップルのアプリストアでクレジットカードで購入した。 購入当時の為替レートは1ドル=1170ウォン台。 2つ合わせて2300-2400ウォン程度と考えていた。 しかし請求された金額はこれより10%ほど多い2730ウォンだった。 なぜこういうことが起きるのか。
理由はこうだ。 最大のアプリストアを運営するアップルとグーグルは、韓国国内で電子決済代行業者の資格を得られなかった。 その結果は「消費者は韓国ウォンで決済できない」ということだ。 グーグルは韓国国内通信会社との協約で一部のアプリを韓国ウォンで決済できるようにしたが、ドルで購入しなければならないものが多い。 アップルは100%ドル決済だ。 このためアプリを購入することが、あたかも海外で物を購入するような形になってしまった。 クレジットカード決済の場合、何かと手数料が加わる。 韓国ウォン決済が可能ならば発生しない部分だ。 さらに欧州財政危機のためウォン安となっている最近、消費者に為替差損が生じている。