THAAD・普通国家・米国第一主義、韓国のスマート外交で突破を(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2017.03.13 16:37
韓国国立外交院は今年の韓半島をめぐる戦略環境を「超不確実性時代(Age of Hyperun certa inty)」と展望した。トランプ・習近平・安倍・プーチン・金正恩(キム・ジョンウン)の間で大韓民国の国益を守ることができる外交の根本的リセットが切実だ。何より、韓国が自らを守ることができる「自強」が必要だ。人を攻撃せず、誰も我々を攻撃してくることができないように“ハリネズミ”にならなければならない。国民の生命や安全、主権を守るために周辺のいかなる挑発も拒否できる安保体制を整えなければならない。
北朝鮮の核ミサイル部隊が実戦に配備されるのは時間の問題だ。韓国軍が国民を守るこれといった自衛手段もないにもかかわらず、我々はあまりにも安易な態度を取っている。駐韓米軍の防御手段も反対している始末だ。信頼できる韓米核の傘ドクトリン、国民を守る多層的ミサイル防御網、被害を最小化する精密打撃能力に基づいた圧倒的抑止力などを構築する必要がある。国防予算(現在の国内総生産に比べて2.4%)を一時的でも増額して緊急財源を確保することが求められる。トランプ政権の傾向を考慮して先制的に戦時作戦指揮権の転換を積極化するなど健全な韓米同盟を構築することも必要だ。