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<インタビュー>村山元首相「日韓関係、両国首脳が虚心坦壊に対話すれば反転」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.30 10:05
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第2次世界大戦終戦70周年を迎え、日本の選択に全世界の関心が集まっている。安倍晋三首相は国民の反対にもかかわらず、自衛隊の海外武力行使の道を開く安保法制を成立させるのだろうか。戦後70年の首相談話は本当に歴代内閣の歴史認識を継承するのだろうか。韓日間の懸案である慰安婦問題にはどのような姿勢を見せるのか。これらの問題で安倍首相と反対側に立つ村山富市元首相(91)に中央日報の金永熙(キム・ヨンヒ)論説委員が東京で会い、対談した。村山元首相は現在、安保法制反対運動に率先し、安倍内閣に対して事実に基づく歴史観を要求してきた。対談は28日、社民党本部で1時間ほど行われた。

金永熙=村山元首相は1945年8月15日、どこで何をしている時に終戦を迎えたのか。当時、敗戦日本の未来をどう見ていたのか。

 
村山=敗戦当時は熊本県の軍隊にいた。日本全体が爆撃され、原爆も投下され、まるで地獄のようだったが、「ああ、本当に戦争が終わったのだ」という安堵感があった。同時にこれから国はどうなるのかという心配もあった。

金永熙=ワイツゼッカー元ドイツ大統領はドイツの敗戦をヒトラーの文明破壊的な暴政からのドイツ国民の解放だと述べた。同じ論理で日本の敗戦を軍国主義からの日本国民の解放だと言えるだろうか。

村山=そう思う。当時は言論の自由はもちろん、あらゆる自由がなかった。なんとか戦争が終わり、解放された気持ちだった。

金永熙=自民党と公明党が16日、衆議院で安保関連法案を可決したことに対し、反対世論が激しくなっている。安倍内閣に対する支持率も30%台に落ちた。1万6000人の学者が抗議声明に署名し、多くの一般市民も法案に反対し、日本全国にデモが広がっている。世論の反対が安倍首相を実質的に牽制する効果を出すと思うか。

村山=(国民が)さらにもっと追及していくと思う。(安保法案に対しては)何よりも圧倒的多数の憲法学者が違憲だと断定している。これを無視して数の力で処理を強行しようとする国会の運営を見ながら、若い人々が「日本はこれでよいのか」と言って立ち上がった。こうした力は全国的に広がるだろう。

金永熙=安倍首相の政策を見ると、議会民主主義を否定する印象を与えているが、どう思うか。

村山=そうだ。本当に(首相)独裁政治だ。圧倒的な大衆が立ち上がって反対し、さらに保守系の世論調査を見ても圧倒的に(内閣を)支持しないという数が増えている。こうした国民の声を無視して強行するのはファッショのようなものだ。これは正しくない。

金永熙=言い換えれば、日本民主主義の危機といえるのか。

村山=そう考える。


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    2015.07.30 10:05
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    安保法制反対運動に率先する村山元首相。日本の植民地支配と侵略について謝罪した「村山談話」で有名。
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